■上杉 景虎(うえすぎ かげとら)

上杉謙信の亡き後、
家督相続(御館の乱)で同じ養子の上杉景勝に敗北、兄である北条氏政を頼り小田原城に逃れる途中、
頼った鮫ヶ尾城主・堀江宗親の謀反により自害。享年26。
北条氏康の七男の氏秀だと言われているが、現在では別人説も有力、母は遠山康光室の妹。
三国同盟(北条氏康・武田信玄・今川義元)成立により、武田家に人質として送られたといわれていたが
『関八州古戦録』の創作であるというのが近年では通説らしい。
北条氏康が上杉謙信と和睦すると上杉謙信の養子となる。
謙信は氏秀を気に入り、自身の幼名である「景虎」の名を与えている。


デザイン云々について。

とにかく美形、女顔、美形、女顔、美形に描くよう心がけてます。(でも、あんまり反映されてない)
「関東一の美少年」なんて高いブランド力を持ちつつも酒と遊びが過ぎて実父の北条氏康に
「いい加減にしなさい」というお咎めの手紙をもらったエピソードとかは人間臭くて非常に親近感が湧きます。
まぁ、別人説が近年では有力ですが、うちは氏秀=景虎の同一人物説でいこうと思います。




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華渓院(華姫・はなひめ)

上杉景勝の妹(姉説あり)上杉景虎正室。
子は道満丸(戒名:道満童子) 男(戒名:源桃童子) 女(戒名:還郷童女)の3子。

デザイン云々について。

高橋直樹氏の『戦国繚乱〜不識庵謙信の影』で地味で引っ込み思案な妹姫だったので
まんまそのイメージです。いわゆる美人ではないですが、素朴で可愛らしく描こうと心がけてます。
やっぱり法名の花渓院としかわからず名前はわからなかったので
近衛龍春氏の『上杉三郎景虎』で「華姫」とされていたのでそれを使わせてもらいます。
家督相続の御館の乱で実兄と夫の間に板挟みにされる悲運な女性です。
『戦国繚乱〜不識庵謙信の影』のラストのほうで息子の道満丸を斬殺されたあとに
「うぬらは犬じゃ!!畜生じゃ!!兄上は、喜平次殿は犬以下じゃ!!地獄の閻魔とて喜平次殿よりは情けがあろうに」
と実の兄に対して恨み事を吐くシーンがすごく人間臭いと同時に深い母性を感じて印象的でした。
ので、私の中では彼女は狂ヒロインです。申し訳ない・・・orz
狂う人というのは個人的に元が純粋であればある人ほど壊れやすいんだろうなぁ。と思うので
高橋氏の描かれた華姫はすごい魅力のある女性だと思いました。



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上条政繁(じょうじょう まさしげ)

元の名は、畠山義春。
人質として連行されたが、謙信から気に入られ上杉氏の一門である上条氏の家督を継ぎ、
上杉景勝の姉(妹説もあるが姉説採用)を正室に迎え養子となる。などの厚遇を受ける。
その後の家督相続の御館の乱では景勝側につき武功を挙げた。
1583年、景勝の側近の直江兼続を自分の麾下の奉行とすることを景勝に断られる
1586年に景勝が上洛する時に政繁も共に上洛、その後上杉家を出奔、徳川家康の家臣となる。
その後、姓を上条から畠山に戻す。
99歳という長寿を全うした。


デザイン云々について。

今はやりの「チョイ悪オヤジ」みたいなイメージで。ほざきまくりですいません。
まぁ、とにかくすごくすきです。政繁。
兼続を自分の奉行にするのを断られてるとことか愛しいですね。(笑)
個人的に『戦国繚乱』での政繁のあの景勝に対する精神攻撃(スピリチュアル・アタック)な
言葉攻めで「俺に全権委ねちゃえよ」みたいな、あぁいう政繁が、たまらなく好きなので
「あわよくば、俺が」みたいな御館の乱については漁夫の利みたいなのを狙ってりゃいいのになぁ。
とか思ってます。「おいしいとこは俺がいただかせてもらうぜ。」みたいな
上杉家を出奔した理由には色々ありますが
(景勝と信濃国統治をめぐっての対立・直江兼続による讒言説・乱起こした新発田重家と親しかった説)等。
個人的に、新発田の乱の新発田重家と仲良かった説が面白いなぁ。と思うので
信濃国統治をめぐっての対立+新発田重家と仲良かった説とかをミックスさせていただこうかな。
とか色々考えてます。
でも、まぁ普通に面白く人当たりの良い人間であると思います、普段は。
ちょっと腹にイチモツ抱えてそうだけど、基本は常識人で面倒見が良さそうなイメージですね。



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四辻氏(よつつじし)

桂岩院(四辻公遠の娘)
上杉景勝側室、四辻氏、本名は不明。
富あるいは豊とする説もある。
姉妹中における出生順は庶長女(妾腹の長女)である説が有力らしい。
米沢城で玉丸(定勝)を産んだ。

デザイン云々について。

正室の菊姫との絡みとと比べてどうにも
四辻氏との絡みは背徳的なイメージがあったりします(なんとなく)
だから、何か常に鬱っぽい人っていうキャラで。
というわけで、色々少ない知識と情報の中、
ドラマチック要素を繋ぎ繋いで四辻氏について考えたのが
御館の乱で亡くなった『妹の花渓院に似ている』
でした。
御館は、トラウマだと思うんですよ…。
そして、家臣団はそんな殿が心配。
四辻氏、色々とばっちり

そんな…ドロドロなのを、ずっと、考えてました。